とりのくちばしすぐそこまできてる

6歳と3歳の息子二人の日常をノンビリを撮っています。

嫁車

10万キロを超え年数も10年たった嫁の軽自動車。
前回の点検で営業マンに「今から色々と故障箇所が増えていくんでそろそろ買い換えどきですよ」言われ、次の車検には何となく買い替えかなと考えていたんですが、冷静に考えたらまだ何処も壊れていない。嫁の通勤、そしてチョイ乗りにと何の不便もなくまだまだ元気に走るこの車。石川県民は日本で一番見栄っ張りと何かの番組で見た事ありますが、僕も例に漏れず以前は見栄の塊で何でも必要以上にいい物、高級な物を買いたい(でもお金がないから買えない)と物欲に支配されていました。
でも近頃何だか自分の中で物に対しての考え方が変わって来ました。きっかけは四年前に亡くなった祖母の遺品整理をしていた時です。祖母はすごい物持ちで捨てる事が出来ない人でした。それなり掃除はして整理はされていましたが誰が見ても、ちょっと物多過ぎと感じる量。溜まりに溜まった物達、あんなに大事にしていた物達も祖母の死と共に何の価値も無くなりました。祖母最後の別れの時、何か大事にしていた物と一緒にと逝かせてあげようとなった時、何が大事だったのか結局誰も分からず、よく被っていた毛糸の帽子と一つと一緒に旅立ちました。その光景を見て何か上手く言えませんが物に対しての執着というか物欲に虚しさを感じてしまいました。それから自分の中で断捨離が到来。僕ももともと物が多かったんで、相当の数を処分しました。捨てるのが楽しくて家族の物も勝手に捨てて喧嘩になる事もありました‥‥。でもつい最近、物を捨てるのも何だか疲れてきて、捨てる事が辛くなって来ました。
そんな中、いろいろ見て出て来きた思いは『持ち物を少なく最後まで使い切る』と言うこと。

この本を読んでとても影響を受け、世の中にはこんな人もいるんだなと衝撃を受けました。
僕も著者のように地救人を微力ながら目指そうと思います。

営業マンに踊らされて別に欲しくもないものを買わされる。担当者さんには悪いですが、これからもこの愛車を最後まで大事に乗り続けて行こうと思います。メーカーさん、こんな丈夫な車作ってくれありがとう(笑)